森から森へと歩き回ってようやく巡り合った白馬の森。
四季折々の多彩な顔を持ち、豊かな自然が魅力的なこの森の景観と建築の融合を図るためにまず行ったことは樹木を一本一本の測量でした。
先人(森の樹々)と共存できる建築を考えたのです。
樹齢100年を超す古木もあり、これらの樹々よりも高い建物にならぬよう、「森の中に佇むホテル」をコンセプトにデザイン・プロデュースしました。
緩やかな傾斜地の形状もそのまま利用したため、館内には段差が数カ所ございます。自然の森が見渡せる浴室や、広い窓など内装にも自然との融合を重視したレイアウト。
人中心の都会生活とは違い人にとってはちょっぴり不便かもしれませんが、自然・動物・人が共に存在していることを感じていただきたい、という願いが込められています。